日本は近年集中豪雨や巨大台風、竜巻、土砂災害、大雪といった自然災害が多く、さらに地震大国とも言われています。
自然災害で被害を受けても、住宅や家財は私有財産ですので、国は基本的にその私有財産を税金で補償することはしないことから生活再建は自身で行うことが基本です。
では国などからは何もしてもらえないのかというとそうではなく、災害に遭った時に利用できる公的支援などもあります。
当て逃げ事故に遭った時でも自動車保険で補償されるの?
スーパーの駐車場に車を停めて、買い物を終え戻ったら車がぶつけられていたというケースなど、当て逃げ事故は損害賠償を行う相手が見つかりにくく厄介な事故です。
このように駐車している隙に戻ったらぶつけられていたというケースだけでなく、車同士が走行中に接触事故を起こして相手が逃げてしまうといったケースもあります。
当て逃げの場合には目撃者がいる場合や何らかの証拠があるという場合以外、加害者である相手を見つけることは困難です。このような被害に遭った場合、加入している自動車保険で補償されるのでしょうか。
住宅の火災保険で雨漏りや水漏れは補償される?
火災保険では火事で家や家財が損害を受けた時、また、台風などで損害が生じた時にも補償されますが、他にも盗難や水災、水濡れといった損害も補償内容対象になることがあります。
火災保険で補償されるのは不測かつ突発的な外来の事故による損害であることが基本ですので、経年劣化や自然消耗などによる損害は補償されませんし、凍結で建物の専用水道管に生じた損額も補償されませんので注意しましょう。
どのような時に補償されるのか、反対に補償されないケースについて理解しておき、正しく保険を使えるようにしておくと安心です。
地震保険で家財の購入価格通り保険金が支払われる?
地震が起きてもマンションなら安全と思うかもしれません。しかし建物への損害は少なかったとしても、部屋の家財は揺れで損害を負う可能性は十分あります。
そのためマンションで暮らしている場合でも、家財に対する地震保険には加入しておいた方が良いと言えるでしょう。
しかしここで気になるのは、実際に地震で家財が壊れた場合など、購入価格のまま保険金を受取る事が出来るのかという点です。
地震保険に加入していても実際の損害額は全額補償されない?
地震が起きた時にどのような災害が起こるのか考えて見た場合、津波が起きなかったとしても、建物は倒壊し、火災の発生、さらに土砂崩れや液状化現象など、様々な被害が予想されます。