地震保険のメリット・デメリットとは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
ba707b45043e0d45c0d011944178e4d5_s

地震保険は地震による補償を受けることができる保険ですが、既に加入している人も、これから加入を検討するという人も、地震保険はどのようなメリットとデメリットがあるかを確認しておきましょう。

 

簡単に地震保険のメリットとデメリットを挙げるなら?

地震保険のメリットは、簡単に言うと損失を被った場合に保険金を受け取ることができることで、デメリットは保険料を負担する必要があることです。補償は加入している火災保険の半分までですので、建物を再建するには足らない額しか保険金を受け取ることができず、補償内容の割に保険料は安くないと考える人も多くいます。しかし地震は全国各地で多発していますので、いつ発生するのかは誰にもわかりません。地震による災害に遭う確率や損失の程度がどのくらいかはわかりませんが、火災保険では補償されない地震への補償を確保しておくことはとても大切です。

地震保険の加入率が低いのはメリットが少ないから?

マイホームを購入する際に、多くの人は住宅ローンを利用するでしょう。この住宅ローンを利用する場合、火災保険への加入が条件となる場合がありますが地震保険は条件になりません。それに加えて火災保険と比較すると保険料が割高であることなどが、加入率が低い原因になっていると考えられます。

地震で恐いのは二次災害

地震が発生したことで、直接的な衝撃で建物が倒壊してしまう被害に遭うことだけでなく、地震は二次災害での被害が大きくなることもあります。過去に起きた阪神淡路大震災の時にも、地震での火災がたくさんの家を焼失しました。火災保険のみの加入では、地震が原因となる火災は補償されません。

地震保険は最悪の事態を回避することが可能になる

また、地震保険は補償という面だけでなく、所得控除として地震保険料控除が最大5万円まで使えます。火災保険と比較すれば保険料は割高だということで抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、地震による被害は大きくなることが想定されているからこそ、保険料も高いと言えるでしょう。火災保険の最大50%までしか補償されませんが、住宅ローンの残債が多い人などは加入を検討する必要があります。また、例え火災保険の半分の補償だとしても、補填されることで最悪の事態を避けることができる可能性もありますし、生活再建の手助けとして活用することが可能です。

住まいを守る備えとして検討を

住まいを守るためには住まいを取り巻くリスク回避・軽減するための策を講じる必要があります。保険料など家計の負担は増えるかもしれませんが、行く先大きな地震が発生した時に、全てを失い何も残らないという状況を回避するためにも、備えという部分について今一度検討しておくことが必要です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。