地震保険の家財保険とは?請求方法のポイントについて

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地震が発生した時に、どのように建物や家財の損害が査定されて保険金が支払われるのかについて詳しく知っているという人は少ないのではないでしょうか。地震保険の家財保険について請求するポイントを理解しておくと、いざという時に失敗することなく請求することができます。

 

 

地震保険の保険金の区分

地震保険の保険金は全損(100%)、半損(50%)、一部損(5%)の3種利の区分に該当する損害があった場合に支払われます。一部損に該当しない損害は保険金の受け取りの対象とはなりません。

地震保険の査定方法は火災保険と異なる

家が火災で全焼した場合、一般的には損害鑑定によって被害が確認されます。火災の現場を確認し、鑑定人が作成したレポートを基に保険会社が契約内容や入金確認などを行って保険金を支払います。これが地震保険になると別で、地震が発生すると被害は広域に及ぶことが多く、家を一軒ずつ確認していくと保険金が支払われるまでかなりの時間を要します。そのため保険金を迅速に支払うことができる仕組みにしています。

地震保険の家財の査定方法

地震が発生した場合の建物の損害については、主要構造部にどのくらいの割合で損害があったによって査定されることになります。家財の場合には、少なくとも損害額が家財の時価の10%以上にならなければ一部損に該当せず保険金を受け取ることができません。地震保険の家財保険の場合、家財をいくつかの種類ごとに分類して損害があったかについて査定していきます。

家財の種類とは?

まず分類される家財の種類は大きく5種類程度となり、電気器具類、家具類、食器陶器類、身の回り品、衣類寝具類と分けられます。これらをさらに細かく分類していくのですが、電気器具類であればテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、パソコンなどといったように分けられます。5種類程度に分類した種類ごとに構成割合が決まっており、例えば電気器具類が2.5%の場合であればテレビと冷蔵庫に損害があった場合は2.5%×2で5%になります。種類ごとに積算していき、10%以上30未満なら一部損となり保険金額の5%を受け取ることができます。

被災したら損害状況の撮影を

地震が起きると家の中のものが倒れ、使えなくなったものを処分しようと片付けてしまう前にまずその被災状況を写真に残しておきましょう。損害状況が確認される時に、被災直後の状況を覚えていられるかわかりませんし、家財の場合は処分してしまうと壊れた物そのものがなくなってしまいますので写真に残すと良いでしょう。

保険金を請求する際には

地震保険の家財保険に加入していた場合、まずは加入している保険会社へ連絡をするようにしましょう。被災状況などの確認が行なわれる際に必要書類なども受け取ることができます。また、壊れてしまったものや燃えてしまった家財などについては、写真などに残しておくことで状況をより詳細に説明することができるでしょう。

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