過去に2011年3月11日に発生した東日本大震災の地震を予想していたロシアの研究チームが、2013年から2014年に南海トラフ地震(M9クラスの地震)が発生すると予想していました。
このロシアの研究チームは、独立行政法人防災科学技術研究所がインターネットで公開している低周波微動データを基にして地震を予想しているのですが、前回的中できなかった南海トラフについて新たな予想をたてています。
南海トラフとは
静岡県の南の海域から四国の南の海底に存在する浸水4,000m級の深い溝(トラフ)を南海トラフといいますが、活発で大規模な地震発生帯といわれています。
南海トラフの起源は、北西に進んだ密度の高い海洋プレートのフィリピン海プレートが、密度の低い陸プレートのユーラシアプレートと衝突して下に沈み込んだ沈み込み帯です。
この南海トラフでは、過去約100~150年ごとにM8前後という巨大地震が繰り返し発生しています。
南海トラフ地震が発生した場合の予想される震度
もしも南海トラフ地震が起きた場合には、広範囲に渡って地震が観測されることになります。
予想される地域と震度は、震度7が静岡・高知、震度6強が大阪、震度6弱が京都・兵庫・福岡です。
そして地震が発生したことで最大32万~33万人の人たちが亡くなるのではとも予想されています。
この数字は東日本大震災の20倍という数字になりますが、あくまでも最悪の事態を予想した場合です。
被害が一番大きくなる地域は?
予想される被害が一番大きくなる地域は静岡県。その大半は津波によるもので、津波の高さは32mと予想されています。
避難所生活をする人も500万人を上回り、食糧不足だけでなく闘争や犯罪なども増えるのではと考えられています。
さらには南海トラフ地震の発生により、東海地震や東南海地震も起きることが危惧されています。
この2つが連動して起き他場合にはM8クラスの巨大地震が同時に複数発生することとなるので、南海トラフ地震で予想している被害をさらに上回るかもしれません。
東日本大震災を的中させた予言者たちの予想
ロシアの研究チームによると次の南海トラフ地震の予想は2016年ということです。
ロシアの研究チーム同様に東日本大震災を予言していた予言者の松原照子氏も、関東直下型地震かそれとも南海トラフ地震が先かとブログなどで発言しています。
これまでは起きる確率が70%だったものが80%になっている気がするとまで発言しており、震度5クラス以上は覚悟が必要だと自身に言い聞かせているとのことです。
さらに東日本大震災だけでなくマイケル・ジャクソンの死も予言したアメリカの予言者であるジョゼフ・ティテル氏は、2017年3月までに巨大地震が起こるとも予言しています。
不安は大きくなるばかりですが、いつ巨大地震は発生してもおかしくない状況だということ。備えを万全にしておく必要があるでしょう。