台風の時期になるとゲリラ豪雨などが頻発することもありますが、雨による被害も怖いですがやはり落雷に恐怖を感じるという人も多いと思います。
雷に打たれるのは1,000万分の1の確率ですのでジャンボ宝くじの1等に当たるくらい難しい確率です。
雷が鳴ったら避難
遠くでゴロゴロと雷鳴が響いていても、危機感を抱く人はあまりいないでしょう。
しかし雷鳴が遠くで聞こえた場合、落雷の危険地域に入っていると考えられるため野外の人は避難する必要があります。
雷が自分にはまず落ちることはないと思わずに、もし落ちたらということを考えるようにしましょう。
避難場所にはふさわしくない場所は?
都心部などでは人の高さよりはるかに高いビルや建物が多く建ち並んでいます。
避雷針の設備も備えられていることで雷を引き寄せ、人が落雷に直撃する心配はほとんどないでしょう。
しかし郊外や屋外レジャーの際には高い建物が周辺にないことから、雷の直撃を受けるリスクを高めます。
建物の中に逃げ込んでも危険なケース
避雷針の設備がない屋根と柱だけで壁がないあずま屋である場合や、ほったて小屋、テントなどには雷が落ちやすいということをご存知でしょうか?
内部の人にも電流が流れやすいため、避難場所には適していません。
避雷針とは?
避雷針は、自らが雷を受け他所に落雷することを防ぐためのものです。
性質上、雷に耐えることができる構造になっています。
もっとも危険なのは高い樹木の下
野外で雷を避けようと樹木の下に逃げ込むことだけは止めましょう。
周囲よりも高さがあり雷を引き寄せる効果はあるものの、電流が流れにくい性質があるため、近くにいる人に電流が飛び移ってしまいます。
飛び移った電流で人が受ける衝撃は、雷の直撃を受けた時と同じレベルのものなので死亡事故に繋がる可能性が極めて高いといえるでしょう。
避難場所として推奨される避難場所は?
雷から避難することが望ましい場所は、鉄筋コンクリート製の建物、自動車、避雷針設備の施された建物、本格的な木造建築などです。
家の中なら絶対に大丈夫?
野外にいるよりは家の中のほうが安全でしょうが、屋内の環境次第で雷の電流が屋内に侵入する可能性があります。
電流を入り込ませる要因となるのは、電話線、電源線、アンテナ線などで、これらの線に繋がっている電気機器からは1m以上離れておきましょう。
金属管である水道管や排水管などから雷の高電圧が屋内まで入ってくる可能性もありますので、雷が鳴っている時はお風呂も入らないほうが良いでしょう。
雷が落ちることによって家電製品が動かない場合
また、落雷の影響で家電製品などが損害を受けて稼動しなくなることもあります。
アンテナなど家に固定してあるものであれば火災保険で補償されますが、それ以外のものは家財保険に加入していなければ補償は受けられません。
心配な場合はしっかりと備えておきましょう。