タバコは喫煙している人の発がん性が高まるだけでなく、副流煙により他人にまで健康被害を及ぼします。
それ以外のリスクに「火事の原因」になるということがあげられます。
火事の発生原因は?
火事の出火原因として多いのはタバコ・コンロ・放火・放火疑い・たき火などですが、出火原因の約1割はタバコです。
原因がタバコでも保険金が支払われる?
火事が発生した原因によっては、火災保険から保険金が支払われる場合と支払われない場合がありますので注意しましょう。
タバコの不始末が原因で火事になった場合に補償されるかどうかについては、火災が発生した状況によりますが一部特殊なケースを除いて補償を受けることは可能です。
故意や重大な過失が認められない限りは補償の対象となりますので、火の消し忘れが家財に引火した場合などであれば問題ないでしょう。
・保険の適用外となるケース
保険適用外となるケースは、代表的なものに「寝タバコ」があります。
重大な過失とは、注意をしていたら未然に防げたはずの要因を見過ごした状態のことを言います。
寝ながらタバコを吸うという行為自体が火事の起きる状態を見過ごしたことになります。
コンロなど調理が原因の火事
タバコ同様に出火原因の多いものにコンロの引火があります。電磁調理器が普及していますが、ガスコンロを使用している家も多いでしょう。
電磁調理器は過熱温度がある程度まで上がれば自動的に電源が切れるものもありますが、電磁調理器を使用しているから必ずしも火事を防げるというわけでもありません。
調理が原因の火事の場合は、油がはねたことによる出火や布巾などに引火した場合は保険の対象となります。
・保険の適用外となるケース
ただし調理が原因の場合の火事も、重大な過失がある場合は適用対象外になります。
天ぷら油などを使用中、火にかけたまま台所を離れたことで過熱されて引火した場合は重大な過失となります。
天ぷら油は引火しやすい特徴があり、目を離せば火災事故に繋がることは簡単に想像できるはずです。
火災保険に加入しているからと安心しないこと!
火災保険は保険会社ごとに細かい規定の違いがありますので、自分が契約している保険の内容をしっかりと把握して起きましょう。
目安をある程度知っているだけでも有事の際にスムーズに対処できるようになります。
火事による被害は原因を作った人にだけ及ぶのではなく、同じ家に住む家族や関係のない近隣の人たちも巻き込むことになります。
火事はどのくらい予防したとしても絶対起きないというわけではありませんので、発生しないように事故に繋がる原因は造らないようにしましょう。