局地的な豪雨が発生した場合など、それに伴って落雷も多発します。落雷は直撃すれば命の危険がありますが、他にも発生した電流でパソコンや家電製品などを壊してしまう場合があります。
どの家庭でもパソコンを置いていることが当たり前になりつつあるため、落雷でパソコンが損害を受けるというケースも珍しくないかもしれません。
もしもパソコンに修理や交換の必要がある場合には、契約している火災保険で補償を受けることができます。
火災保険で補償されるか保険の目的を確認すること
通常の火災保険の補償範囲に、落雷事故による補償も含まれています。ただし、保険の目的が何かの確認はしておきましょう。
個人の一軒家であれば、火災保険の補償対象は建物か家財ですが、建物にだけ火災保険の契約をしている場合もあります。その場合、家財に損害が発生しても当然保険金は支払われません。
落雷の被害についての補償内容
落雷によりパソコンが壊れてしまった場合には、物の損害という扱いになりますので修理代金、もしくは新価または時価額による補償を受けることができます。
他にも費用保険金をプラスアルファすることもできますが、火災保険の商品によって内容や保険金額に違いがありますので注意しましょう。
落雷が原因でデータが破損した場合には？
例えば仕事中にパソコン入力をしている最中に落雷があり、パソコン内のデータが消えてしまった場合はどうでしょうか。
もしもデータが消えてしまった場合には、そのデータを修復したり再作成するための費用としての補償を付けることもできます。
事業用のパソコンなど重要なデータを扱うことが多い場合には、一度検討してみると良いでしょう。
保険請求に必要な書類は？
落雷の被害に遭った際に保険金を請求する場合でも、一般的な流れとそれほど変わりはありません。
・保険会社所定の保険金請求書
・修理や購入に必要な見積書（修理不可の場合は修理不能見積書）
・損害物の写真
罹災証明は不要？
火災や風災、水害の場合に必要な罹災証明ですが、落雷の場合は火災などと違って証明することが難しいため発行されていません。そのため各保険会社の判断ということになるでしょう。
費用はかかりますが気象台で気象鑑定や気象証明を申請することも可能なようですが、それが証明として採用されるかをまず保険会社に確認するようにしましょう。
いざという時に補償が受けられる火災保険に加入を
落雷被害への補償は火災保険で行われますが、火災保険の目的が何かを確認しておく必要があります。
賃貸物件の居住している場合には家財が保険の目的になっているでしょうが、持ち家の場合には建物にのみ火災保険が契約されていることもあります。
家財に火災保険が加入していなければ、落雷でパソコンやテレビが損害を受けても補償されることはありません。
店舗や事務所の場合には、設備什器などに対しての火災保険契約が必要になります。
まずは契約している火災保険の内容をしっかりと把握しておき、補償が不足している場合には再度見直し検討するようにしましょう。
