自動車保険を契約する時に必要な「使用目的」とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
e0bd4a36f23050b185e59f528cbce65a_s

自動車保険の使用目的は3つに分けられる

自動車保険の契約をする際に、自動車の「使用目的」という項目があります。多くの場合では、「日常・レジャー」「通勤・通学」「業務」の3つに分類されますが保険料を左右する要素の一つです。

車を使う頻度が保険料を左右する

保険料を決定する際に、事故が起きる可能性が高いほうが保険料も高くなります。例えば「日常・レジャー」の場合のほうが「業務」で使用している場合よりも保険料は安くなります。走行距離や頻度が多ければ事故に遭遇するリスクも高まるからです。そのため自動車を使用する用途や目的が変更になった時には項目も変更する必要があります。

 使用目的が「業務」の場合

仕事で自動車を使用するということは、他の目的よりも大幅に走行距離や時間が長くなります。運転する機会が多く事故のリスクが高いと判断されるため、最も保険料が高い使用目的です。

一般的には、年間週5日以上、もしくは月15日以上車を業務で使用する場合が「業務」での使用目的になります。ただし運送業者などの業種の自動車の場合は、ノンフリート契約では加入できないこともあります。

使用目的が「通勤・通学」の場合

自動車で通勤や通学している場合は、業務で使用するよりは安いです。

 業務の目的以外で、年間週5日以上、もしくは月15日以上通勤・通学のために運転する場合は「通勤・通学」の使用目的になります。

使用目的が「日常・レジャー」の場合

 仕事で使うわけでもなく、通勤や通学でも使用せず、買い物や休みの日のレジャーで自動車を使用するという場合の使用目的です。

「業務」「通勤・通学」よりも運転する距離や時間が少なく、保険料は一番安いです。

「業務」「通勤・通学」の条件にあてはまらない場合は「日常・レジャー」で申告しましょう。

 使用目的の誤った申告は後で困ったことになるので注意

「日常・レジャー」の使用目的にしたほうが保険料は安いからといって本当は「通勤・通学」で使用しているのにウソの申告をしてはいけません。もし通勤中に事故が起きたとしても補償が受けられない可能性もあります。

また、使用目的の補償範囲の広さは、「業務」>「通勤・通学」>「日常・レジャー」の順になります。そのため使用目的が「業務」の場合は、「通勤・通学」「日常・レジャー」の目的で使用している時に事故が起きたとしても補償されます。

まとめ

 自動車保険を契約する際の使用目的は、単なるアンケート的な目的ではなく保険料を左右する項目の一つです。そのため正しい申告を行うようにしましょう。もし使用目的に外れた状況で事故に遭った場合には補償が受けられないことがあります。使用目的に変更があった場合も変更の手続きをしておくようにしましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。