自動車保険の「解約」とは自分の意志でやめること
自賠責保険や任意保険で加入している自動車保険の契約を解約すると、これまでの補償は受けられなくなりますし、様々なデメリットが生じる場合があります。
例えばもしすぐ再び契約をしたとしてもノンフリート等級が上がらず6等級に戻ってしまうなど、保険会社によって取扱いに違いはありますが注意が必要です。
任意保険を解約する際の手続き方法
任意で契約した自動車保険を解約する理由として、自動車を手放すことになった場合や他の保険会社の任意保険に加入したい場合などがあげられます。
その際には今契約している自動車保険の保険会社に解約する意志を伝えることが必要です。電話などでその旨を伝えると、契約内容変更依頼書や解約申込書など解約手続きに必要な書類が発送されてきます。一般的な流れとしては、書類に必要な項目を記載して証券と一緒に返送して手続きを行います。
自動車を手放す理由で解約を希望する際には、先に解約が成立してしまうと事故などが起きても補償が受けられませんので手放した後に解約手続きをしたほうが良いでしょう。
同じ自動車保険でも自賠責保険の場合は手続き方法が違う
公道を走行する全ての車が加入することが義務付けられている保険が自賠責保険です。解約手続きは、自動車を廃車したという証明、自賠責共済に加入しているという証明が必要です。
廃車の手続きはどこで行うのか
普通自動車か軽自動車かによって手続きを行う場所が違います。
普通自動車は自動車検査登録事務所や陸運支局、軽自動車は軽自動車検査協会で廃車の手続きを行います。
次の廃車を確認できる書類のうち、いずれかの書類と解約の意思を保険会社に提出することで解約手続きが進みます。
登録自動車の場合
・登録事項等証明書
・解除事由証明書
・登録識別情報等通知書
・一時抹消登録証明書
・自動車重量税還付申請書付表1
・輸出抹消仮登録証明書
・輸出予定届出証明書
三輪・四輪などの軽自動車の場合
・解除事由証明書
・検査記録事項等証明書
・自動車検査証返納証明書
・軽自動車検査証返納確認書
・自動車重量税還付申請書付表1
・輸出予定届出証明書
再び加入する予定がある場合の手続き
もしも自動車を手放すけれどまたいずれ自動車保険に加入する予定がある際には「中断証明書」を取得しておく必要があります。最長10年間はこれまでの等級をそのまま引き継いで次の加入の際に適用させることができます。中断して保険等級を引き継ぐ条件としては
まとめ
自動車保険を解約する際には、契約している本人の意志の確認を表示することが必要です。また、再度加入する予定がある時には必ず中断証明書を取得しておき、証明書を使って自動車保険に際加入すると解約前の等級を引き継ぐことができます。