もし直下型地震が起きたら?!東京や関東はどうなる?

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南海トラフ地震が発生した場合の被害は?

 最近では南海トラフ地震が起きた時の災害予測がテレビなどで取り上げられることが増えました。東京など関東地方は歴史的に見ても大地震が多く発生しており、今後首都圏直下型地震が発生した場合の被害規模はどうなるのでしょう。南海トラフ地震は、東日本大震災級の巨大地震が予測されています。海底のプレートが大きく動くとために起きると言われていることからも太平洋岸では約30メートルを超える大津波が発生すると言われています。東京湾の沿岸でも津波の影響を受ける可能性はあり、予測される津波の高さは首都圏でも18mと言われています。

 

 

東京など首都圏に地震が発生するパターンは2つ

 今後東京など関東地方の首都圏で地震が起きると考えられている地震のパターンは2種類あります。まずマグニチュード8クラスが予測されている海溝型の巨大地震で、その周期は約200年です。巨大地震発生後、約80年~100年静穏期を経て活動期へと移行します。次回は西暦2100年代と言われています。そしてもう1種類がマグニチュード7クラスと予測されている直下地震で、前回1923年に起きてから90年以上経過しています。そのため、いつこの首都直下型地震が発生してもおかしくないと言われています。

 

首都直下型地震の発生時期は?

 首都直下型地震は、今後30年以内に発生する可能性があると言われています。首都とは、東京をはじめとする埼玉、神奈川、千葉、栃木、群馬、山梨の一部です。起きる前提で防災や減災に向けて対策などを事前に行っておく必要があるでしょう。

 

首都直下型地震が起きたらここが危険!

  東京都墨田区

 まず東京の災害危険区域は山手線の東側に集中して存在します。特に墨田区は両側を川に挟まれた地形のため緩い地盤という特徴から、橋が落下した場合逃げることができないでしょう。そして建て替えが完了していない木造住宅が多く、住民も高齢者が多いです。関東大震災の際にも4万人以上が命を落としたこともあり、避難、火災、崩壊とどの部分でも悪条件の区域です。継続して住むのであれば事前に準備をしておく必要があります。

 

神奈川県横浜市や横須賀市

 土砂災害の可能性が非常に高い地域です。住宅が土や崖の露出面に立っている光景を目にすることが多く、横浜市の根岸は山の中に住宅街があるほどです。海岸線の近辺は津波が発生した場合にどのくらい被害があるかを予測しておく必要があります。

 

神奈川県川崎市、千葉県浦安など

 京浜工業地帯が広がっている川崎市川崎区、火力発電所や大型コンビナートが多い千葉県浦安市、木更津市はもしも地震が発生した場合、工場の化学薬品の漏れにより大規模な火災が発生する可能性があります。

 

東京都や神奈川県の繁華街

 昔からの木造建築が多い繁華街である新宿、赤坂、新橋の一部、建物が古い横浜中華街などでは火災が発生する危険度が高い場所です。

 

他人事ではない?!地震への備えを

 今や巨大地震はどこで発生してもおかしくない状況です。昭和56年以前の旧耐震基準の建物が多く立ち並ぶ住宅や繁華街、工場などが多い地域、地盤の緩い地域などは注意が特に必要になります。もし地震が発生した時の備えなどは万全でしょうか?今一度地震保険など準備を見直してみる必要があるでしょう。

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