自動車保険の保険証券は発行しないほうが得
自動車保険の契約をすると保険証券が発行されますが、証券を発行しないことで保険料の割引サービスが受けられる「証券不発行割引」というものがあり、ほとんどの保険会社で提供されているサービスです。
証券不発行割引の名称は保険会社によって違う
証券不発行割引は受けられるサービスの内容はどの保険会社でも似たような内容になっていますが、呼び名が違うことが多く「e証券割引」「eサービス割引」という名称になっています。
証券不発行割引はどのくらい割引になるのか
保険料の割引額については、保険会社によって違いがありますが500円の割引になることが一般的です。
保険証券を発行しなくても保険金の請求は大丈夫?
保険証券が手元にないから事故に遭った時に保険金の請求ができないということはありません。自動車保険の保険証券は自動車の中に車検証と一緒に保管しておくことが一般的ですが、実際事故に遭った際に必要なのは保険会社の事故対応窓口の連絡先と「証券番号」です。
ロードサービスなども問題なく受けることができますし、保険金の請求も保険がなくてもできます。
証券不発行割引を利用しても送付されてくる書類
保険会社によって違いはありますが、保険証券を発行しなくても次のような書類は送付されてきます。
保険引き受けの案内(保険証券兼領収証)
満期の案内(契約を継続した場合の見積書)
変更確認書
もしも発行した保険証券を紛失した場合
証券不発行割引を利用せずに保険証券を発行したものの、紛失してしまった場合には保険会社に連絡して保険証券を再発行してもらう手続きを行いましょう。
保険証券を紛失、破損、焼失などした場合でも保険契約は継続しますので補償も受けられます。ただし、保険金を受け取る手続きを行う場合には保険証券が必要です。
保険証券には契約内容や保険金額・期間などの記載がされているため、保険会社に問い合わせる際にも必要になる証券番号などが記載されています。
もし新たに保険を見直す際にも保険証券が必要ですので紛失しないように注意が必要です。事故に遭った際にすぐに連絡できるように、使用している自動車の車検証と一緒に保管するようにしましょう。
まとめ
自動車の保険証券は発行しないことで保険料が割引になるサービスが受けられるので、保険料が削減できて得です。保険証券を発行しなくてもロードサービスを受けたり、保険金の請求もできます。
保険証券を発行した場合にはなくさないように保管するようにしましょう。もしもなくしてしまった場合には、すみやかに保険会社に連絡をして再発行してもらう手続きをするようにしましょう。