充実した事故対応が行われる自動車保険であることが大切
事故対応がどのくらい充実しているかは、初期対応の内容、事故処理の早さ、示談交渉の進行度などをチェックしましょう。また、示談交渉が相手とどのような内容で進められているかをこまめに報告してくれるかも重要なポイントです。
事故に遭った際に保険会社が行うこと
自動車事故に遭ったら、まず警察、次に保険会社に連絡します。保険会社の担当者が事故を起こした当事者に代わって事故対応を行います。費用の補償だけでなく事故の処理についても安心できるのが自動車保険です。保険会社は事故が起きた場合、次のような対応を行います。
①事故が起きた時の受付、現場へ担当者を派遣するなど契約者に対して迅速に対応します。
②事故に関する相談にのってくれます。
③相手への連絡や交渉を行います。事故が起きた際に当事者同士が接触するとトラブルのもとになりますので、連絡や交渉は保険会社に行ってもらいましょう。
④通院や入院の治療費については、保険会社と病院で支払い手続きを行います。
⑤事故現場に立ち会いを行ったり、修理工場への確認など損害・事故の状況確認を行います。
⑥提携している修理工場がある場合には保険会社が手配行います。
⑦相手との交渉が難航した場合で訴訟に発展したケースなど、弁護士の紹介を行います。
夜間・休日の事故処理サービスについて
事故は日中起きるとは限りません。夜中や休日に事故が発生したときでも事故連絡の受付については24時間365日が基本です。
ただし夜間や休日の事故の場合、事故処理サービスの内容については保険会社によって大きな違いがあります。
夜間や休日の事故処理については、相手や病院への連絡、代車の手配といった初期対応に限定される場合が多く、保険会社によっては初期対応を行う時間を制限している場合もあります。そして面談や相談サービスが受けられない場合も多くあります。
サポート体制の充実度は?
サポート体制の比較の材料となるのは、サポート拠点の数と事故対応スタッフの体制です。
保険会社によってサポート拠点数に差があるため、拠点数が多ければ多いほど現場に駆けつけてくれる時間は短縮されるでしょう。
スタッフ体制については、専属の担当者ついて受付をし、その事故を担当する1事故1担当制の場合と、事故の分野に応じてそれぞれの専門スタッフがチームで事故解決を行う1事故専任チーム制の場合があります。保険会社によってどちらを取り入れているかは違います。
まとめ
自動車保険を選ぶ基準となるのは保険料だけでなく「事故対応」がどのくらい充実しているかです。保険料が安くてもいざ事故に遭った時の対応がスムーズでなければ良い保険ではありません。