バイク保険より自動車保険に特約で付帯したほうが得?

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車に乗る人なら自動車保険に加入して万一の事故に備えることは当たり前になっていますが、若い世代や高齢者になると保険料が高い上に等級によって割引率も異なるので、いっそ車からバイクに乗り換えることを検討する人もいるでしょう。
この場合、自動車保険でこれまで築いてきた等級は、バイク保険に引継ぐことができるのかなど様々な部分で疑問を感じる事もあるようです。

自動車保険の等級はバイク保険に引継げる?
自動車保険の場合は最大で20等級となり、等級数が大きいほど割引率も高くなります。
等級数が大きい人はバイクに乗り換えるならそのまま等級をバイク保険に引継ぎたいのは山々でしょうが、実は自動車保険とバイク保険は全く別の保険なので等級の引継ぎはできません。
ただし所定の条件を満たすことにより、通常は6等級からスタートになるのを7等級から始めることができる保険会社もあります。

・等級の引継ぎがないことがメリットになることもある
自動車保険の等級が高ければバイク保険に引継ぎが出来ないのはとても残念です。
しかし事故などで等級が6等級より低い場合や、事故アリ等級が適用されているというケースではメリットとも言えるでしょう。
自動車保険の契約の場合には、割増等級の場合は契約する保険会社を変えてもその等級が引継がれてしまうので、場合によっては保険会社から加入を断られるケースもあります。
しかし車に乗るのをやめてバイク保険に新規で加入すると、新規の6等級からスタートになるので保険料がかなり節約になると考えられます。

自動車の数を減らしてバイクを購入した場合は?
家族それぞれが車に乗るので車の台数が多い場合、もったいないので自動車を1台だけ残して後は処分するというケースもあるでしょう。
車1台だけでは不便なので新たに125cc以下のバイクを購入するという場合などは、残った1台に対する自動車保険にファミリーバイク特約を付帯することで保険料を大幅に削減できます。

ファミリーバイク特約のメリット
ファミリーバイク特約は付帯しておくことで同居家族が所有する125cc以下のバイクであれば、何台分でも補償されます。
複数バイクがある場合などは、それぞれのバイクに対してバイク保険に加入するより保険料を割安にできるでしょう。
さらに事故が起きてファミリーバイク特約で補償を使った場合でも、ノーカウント事故として扱われるので翌年の等級に影響することはありません。

・何年経っても等級が増えるシステムはないことに注意
ただし一般的なバイク保険のように等級は適用されませんので、特約を付帯して何年経っても等級が上がるといったシステムはありません。
むしろ事故で主契約である自動車保険の補償を使ったことで、特約保険料が変わる可能性がありますので注意しましょう。

バイク保険か特約かをしっかり検討して選ぶこと
バイク保険に加入するのか、それとも自動車保険にファミリーバイク特約を付帯させるかは、家族の人数やバイクの使用台数、頻度などで決めると良いでしょう。
ただし自動車保険に特約として付帯させる場合には、主契約である自動車保険を解約すればファミリーバイク特約も解約することになります。特約だけ残すことは出来ませんので、その点は理解しておく必要があるでしょう。

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