住宅の火災保険は保険会社による補償の違いを比較すること

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火災保険には多くの人が加入していますが、家を購入する時に不動産会社に勧められるがまま加入したという人や、どの保険会社でも補償や保険料に違いはないだろうから適当に決めたという人などもいます。
しかし実際のところ、火災保険は保険会社によって補償内容や保険料が異なるため、自分のニーズに合う契約内容になっているか確認した上で加入することが大切です。

火災保険の比較のポイント
色々な保険会社の火災保険を比較する時には、次のような項目に注意してみると良いでしょう。

●基本補償の付け外しのしやすさ
火災保険から補償されるのは火災による損害だけでなく、風災や水災など色々な災害も対象です。
保険会社によって異なりますが、火災、落雷、破裂、爆発、風災、ひょう災、雪災が必須付帯となり、水災、盗難、水濡れ、物体の衝突、集団行動などによる破壊などは任意付帯となっていることが一般的です。
基本の補償以外は保険会社によって付け外しが可能な範囲が異なりますので、外したい補償を外して保険料を節約できるかを確認してみましょう。

●割引制度
火災保険によって保険料が割引になる制度を設けていますので、自分が希望する割引制度が適用できるかを確認しておく様にしましょう。保険会社によって異なりますが、割引制度には次の様なものがあります。
・ホームセキュリティ割引
・オール電化住宅割引
・新築割引
・発電エコ住宅割引
・ノンスモーカー割

●費用保険金の種類と内容
火災保険は火災や風災などの損害を被った時に損害額を補償する損害保険金、そして災害が起きた時の様々な費用を補償する費用保険金がセットになっています。
費用保険金を10種類以上用意している保険会社もあれば、3種類くらいの保険会社もあります。種類や内容、保険金の上限額と一定割合なども保険会社によって異なりますので、確認しておくと良いでしょう。
・残存物取片づけ費用保険金
・損害拡大防止費用保険金
・失火見舞費用保険金
・地震火災費用保険金
・災害緊急費用保険金
・特別費用保険金
・損害防止費用保険金
・諸費用保険金

●家財の補償
また、家財を対象に火災保険に加入する場合、骨董品や美術品、宝石など高額なものを持っている場合には補償される限度額、さらに現金や預金通帳などが盗難被害に遭った場合の保険金の限度額も確認しておくようにしましょう。

●付加サービス
火災保険に加入すると付加サービスを利用できる保険会社も多くありますが、内容がそれぞれ異なりますのでどのようなサービスが利用できるかも確認しましょう。
・カギのトラブルに対応するサービス
・水回りのトラブルに対応するサービス
・健康医療に対する相談サービス
・介護関連に対する相談サービス
・育児、いじめ・不登校などに対する相談サービス

保険会社による違いを理解した上で検討を
保険会社によって補償の種類や内容は異なります。これらを踏まえた上で保険料を比較しどこの保険会社の火災保険に加入するかを検討していくと良いでしょう。

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