賠償責任保険にはどのような種類がある?加入しておくべき?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
baebd68ac82d149dc773e8688329b6eb_s

損害保険の中でも賠償責任を補償する保険は、いくつか種類がわかれています。
大きく分類すると、個人用と事業用に分けることができますが、それぞれ目的などに応じて細かい種類にさらに分類することができます。

個人用の賠償責任保険
例えば個人用の賠償保険には、個人賠償責任保険、ゴルファー保険、スキー・スケート保険などがあります。
ゴルファー保険やスキー・スケート保険など、スポーツが目的になっているものは傷害などの補償もありますが、分類上は賠償責任保険です。個人賠償責任保険は単独で加入する保険ではなく、他の損害保険に特約として付帯する形で加入することが一般的です。

事業用の賠償責任保険
事業用の賠償保険では、施設管理者賠償責任保険、生産物賠償責任保険、請負業者賠償責任保険、店舗賠償責任保険、会社役員賠償責任保険、受託賠償責任保険、昇降機賠償責任保険、医師賠償責任保険などがあります。
様々な業種に付帯することが可能ですが、業種によって引き受けリスクが高いものなどは保険会社から引き受けを断られるケース、または引受申請などの規制があるケースもあります。

示談交渉サービスが付帯できる賠償責任保険
自動車保険以外では賠償責任保険に示談交渉サービスまで付帯されていることは少ない傾向ですが、個人賠償責任保険は付帯されるものも多くなっています。
人身事故や物損事故に関係なく、当事者同士の話し合いで解決することは感情的にも困難なケースが多いので、なるべく示談交渉サービスを付帯できるものは付帯しておいたほうが良いでしょう。

賠償責任保険で支払われる保険金の種類
損害賠償事故が発生した場合には、その事故が人身事故か物損事故かによって支払われる保険金は異なります。
人身事故であれば、主には病院の治療費、慰謝料、休業損害、修理費、購入費用などが被害者に対して損害賠償金として支払われます。また、訴訟や調停にかかった費用、弁護士費用などの争訟費用も補償の対象です。
物損事故になると、損害を受けたものの時価が損害賠償になるので、購入した時の金額が損害賠償金になるわけではないことを理解しておきましょう。さらに物損事故での慰謝料は対象になりません。

万一の際の備えとして加入しておく必要性
このように賠償責任保険には色々な種類がありますので、個人用と事業用、それぞれの保険にどのような種類があるか理解しておきましょう。
第三者に対して法律上の賠償責任を負担した時に損害を填補する保険が賠償責任保険です。加入しておかなければ万一の際に、多額の損害賠償金を支払うことになっても支払えないという状況に陥る可能性があります。
個人でも事業でも、状況や目的に応じて必ず加入をしておくようにしましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。