運転免許は持っているけれど車は持っていないという場合、親や友人から車を借りて運転することが主になると思います。
このような場合、車を運転する日だけ保険に加入できる「1日自動車保険」があります。保険料もワンコイン500円から利用でき、補償の内容も1年更新型の任意保険と同様に充実した使い勝手の良い保険です。
保険会社によって特徴は様々
1日自動車保険は複数の損害保険会社から販売されていますが、独自の色を出すためそれぞれ特約やサービスなど特徴が少しずつ異なっています。
保険料をできるだけ安く抑えるのか、それとも補償内容を充実させるかなど、自分の希望に合う1日自動車保険を選ぶようにしましょう。
保険期間の捉え方には違いがある?
1日自動車保険は保険会社によって保険期間が「1日」という単位の場合と、「24時間」という場合があります。
「1日」と「24時間」で何が違うのかというと、「当日のみ有効」なのか「翌日まで有効」なのかという部分が異なります。
たとえば午前10時に契約した場合、保険期間が「1日」であればその日の夜12時まで有効ですが、保険期間が「24時間」であれば翌日の朝10時まで有効です。
・1日と24時間はどちらが良い?
例えば日帰り旅行で保険に加入したいのなら保険期間は当日だけで十分なので1日補償があれば良いはずです。
しかし一泊旅行であれば車を運転するタイミングに合わせて24時間補償してくれることが必要になります。
保険に加入する目的などに応じて、さらに補償内容や保険料なども加味した上でどちらが良いかを検討すると良いでしょう。
1日自動車保険には等級がない!
一般的な自動車保険の場合には等級制度が設けられており、事故歴や契約年数に応じて1~20等級まで区分されます。
新規で加入する場合には6等級からスタートですが、1年間保険を使わなかった場合には翌年には1等級アップし、事故等で保険を使ったという場合はその内容次第1~3等級下がってしまいます。
等級が上がればその分保険料も安くなり、反対に下がれば翌年度の保険料は値上がりますが、1日自動車保険には等級制度がありません。
割引を受けることはできませんが、反対に事故を起こしたとしても等級が下がらないことはメリットでもあるでしょう。
車両保険は加入するべき?
1日自動車保険の基本料金プランには車両保険が含まれていないことが一般的ですが、万一車に損害を与えた場合にオプションとして車両保険に加入することもできます。
家族や友人の車を運転する上で事故が発生した場合、車両保険に加入していないことで費用負担がトラブルの原因になる可能性もあります。
車両保険に加入しておけば免責金額を上限に負担する費用を最小限に抑えることもできますので、1日自動車保険に加入する際には検討するようにしましょう。