ゴルフが好きで頻繁にホールに出ることが多い人は「ゴルフ保険」への加入を勧められたことがあると思います。実際に加入している人も多く、確かに人の多い場所でクラブを振ったり、ボールを打ったりという内容のため、誰かにケガを負わせないとも限りません。
そのようなリスクに対応するためにゴルフ保険で備えることも可能です。また、ゴルフ保険に加入しなくても、現在加入している自動車保険に賠償責任特約を付帯させるという方法もあります。
賠償責任への補償について
ゴルフ保険は第三者に対する賠償責任への備えが基本となっていますが、その内容で十分であれば現在加入している火災保険や自動車保険、傷害保険などに「個人賠償責任補償特約」を付帯するという方法もあります。特約の付帯により、ゴルフを楽しんでいる時に限定せず、日常生活全般まで補償されます。
ケガの補償も欲しい場合
ゴルフ用品やホールインワンに対する補償は必要ないけれど、ケガに対する補償は必要という場合には上記の特約にさらに「傷害補償特約
を付帯しても良いでしょう。
用品損害も必要なら
反対に用品損害が必要な場合には、ゴルフ用品に限定するならゴルフ保険を利用することになります。
ただし傷害保険に加入している場合には、携行品損害補償の特約を付帯することで用品損害の補償が可能です。
また、傷害保険以外でも火災保険の一部特約や自動車保険の特約などで補填されることもありますので、用品損害のみが必要だという場合には現在加入している特約で補償することも検討できるでしょう。
ホールインワンやアルバトロスへの補償は？
ゴルフの腕前が上級の人やコンペに参加することが多いという人は、ホールインワンに対する補償も必要になります。セルフプレーが中心ならそれほど必要はないでしょうが、最低金額で加入することも検討すると良いでしょう。
「ホールインワン・アルバトロス費用補償特約」はゴルフ保険の特約で、日本国内の9ホール以上有するゴルフ場にてホールインワンやアルバトロスを達成した場合、発生する記念品の費用や祝賀会費用、記念植樹費用、キャディに対する祝儀などが補償されます。なお、対象となるのはアマチュアゴルファーのみです。
ゴルフをどこまで楽しむかで加入する保険の検討を
他にもゴルフ保険の特約には「ゴルファー傷害補償特約」「ゴルフ用品補償特約」などがありますが、これらは現在加入している損害保険に個人賠償責任補償特約や傷害補償特約を付帯することで代用できるケースもあります。
しかしホールインワンなどへの補償については、ゴルフ保険に加入しておくことが必要だと言えるため、ゴルフ保険に加入するのか、それとも加入中の損害保険に代用できる特約を付帯させてカバーしていくのかはゴルフに対する力の入れ具合や頻度などで検討することになるでしょう。
