現在自動車保険の契約がある人、そして今から契約する予定があるという人は、その補償内容についてしっかりと把握できているでしょうか？
実際には代理店や保険会社の担当者に全て任せているから安心と思っている人もいますが、いざという時に補償を受けられないということや不足が生じるといったことになると大変です。自分が加入する保険の内容は理解しておくようにしましょう。
補償内容がよくわからないという場合
理解したくても、内容が複雑でよくわからないとい人もいると思います。そのため任意保険の内容をわかりやすくご紹介していきます。
事故を起こしてしまった場合には、人と物に対する補償が必要になります。それぞれの補償によって補償される対象となるものが異なります。
・対人賠償
事故を起こした相手（被害者）に対する補償のための保険です。過失割合に応じた不足分が支払われることになります。死亡事故や後遺障害などが起きた場合には、億単位の賠償金が発生するケースもありますので、相手の為の保険でありながらも自分を守るための保険だと言えます。
・人身傷害補償
事故を起こした時に契約中の車に乗っていた人に対する保険です。当然自分も含みます。上限額の範囲で、ケガ、後遺障害、収入減、精神的な損害を保険会社独自の基準で算出した上で支払われます。実損金額の補償となっているため、支払う必要がある費用は必ず補償されると言えるでしょう。自分が被害者の立場であれば、相手から全額負担される場合は支払われませんが、相手が全額を支払えない場合には不足分が補償されます。
・搭乗者傷害
事故を起こした時に、自分を含む契約中の車に乗っていた搭乗者に対する保険です。人身傷害と同じではないかと思うかもしれませんが、搭乗中にケガを負った場合などに契約に応じた定額での支払いとなっているのが特徴です。
・対物賠償
事故を起こした時に損害を与えた物、車、建物、公共物に対する被害や示談、訴訟費用を補償する保険です。過失割合に応じた不足分が支払われることになります。
・車両保険
事故を起こした契約中の車に対する保険で、傷やへこみ、破損などの場合に修理代として使えます。任意保険の場合、保険料を大きく左右するのがこの車両保険ですが、新車や高価な車を所有する場合には加入しておいたほうが良いでしょう。車両保険を使用すれば次期からの等級も下がり保険料も高くなります。
不明な点は保険のプロに相談を！
おおまかに任意保険の内容を説明してみましたが、さらに詳しい内容が知りたいという場合には専門家などに相談して自分に合う補償を確保できる契約内容で設計してもらいましょう。
自分にぴったりの保険に加入しておくことで、日々の通勤やドライブに自動車を安心して使うことができるようになります。
